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音読


講座とは関係ない本たち

現在受講中の講座で、本を音読する機会が度々ある。

回を重ねるうちに、音読もいいなぁと思い始めた。

音読するのを聞いていると、歌を歌うのとはちがってそこには「言葉」があるだけなのだけれど、まるで奏でられたメロディを聴いているかのように妙に心地よくなったりするのだ。一方では、先を急いでちょっと急かされている感じになったり、聞いていても素通りしてしまうこともある。当然、心地よい音読の時は、その内容もしみるようにすーーーっと入ってくることが多い。

私自身も、すーっと読める時もあれば、ギクシャクちぐはぐな時もある。(ちぐはぐのときの方が多い)

なんだか面白い・・・と思ってググってみると「音読 効果」「音読療法」など、出てくる出てくる・・・。効果についてはいろいろ説があるのだろうけれど、興味深いものだということは分かった。

私が講座中に感じたのは、会話の「声」には、その時の感情や話す内容に対する思いみたいなものも加わるけれど、講座での音読の時には、学問としての「言葉」が淡々と発せられるからなのか、「声」に余分なものが付着せず、その人のその時の状態がそのまんま反映しているように思えた。

そして人を通して発せられる「声」は、個人の表現形態のひとつ。音となって表現されたものがバイブレーションとして、自分自身にも周りにも響く。その場の空気を作るし、ひとつのエネルギーだ。

あなどれないな、音読の力。

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