アートの秋①~レオナルドxミケランジェロ展
見逃すまいと、割引券をずっと冷蔵庫の扉に貼っていた「レオナルドxミケランジェロ展」へ、ようやく足を運んだ。
ルネサンス期の2大巨匠の「素描」。作家オリジナルの筆致がこの目で見られるとても貴重なものだった。ひたすら美しかった。
うまく言えないけど、両者は違いは
レオナルド:平面から立体がうかびあがる
ミケランジェロ:平面なのに立体になっている
そんな印象をうけた。
とりわけレオナルドの作品の 美しさに感動した。宇宙の法則のようなバランスと、平面から立ち上ってくる立体、光と影、その印影にみとれてしまった。彼が見ていたものは対象物の表面を覆っている皮膚や筋肉を超えて(表面ももちろん精妙に描きつつ)フェーズが一段深いところをとらえていたように感じる。人が持つ美しさや、神性みたいなもの。
これだけの作品を残すに至るには、どれほど描くことに向き合ってきたか、そして技術だけでなく知性を半端なく磨き、思考してきた軌跡もまた作品群から垣間見られた。最初から天才だったわけではないのだな、と。
ミケランジェロの「最後の審判」のフラスコ画もまた興味深くって・・・。
しかし、美しいものって心洗われます。
んーーー、イタリアへ行きたくなった!!!