「これぞ 暁斎!」展がおもしろい
おかしみ。 生命力、躍動感、ダイナミズム。 枠を超える、自由自在。 本質。
幕末~明治の近代国家が作られようとする時代に活躍した河鍋暁斎。 人の愚かさ、滑稽さ、弱さ、狡さ・・・・ネガティブと思われている部分も愛嬌たっぷりで笑ってしまう。
興味深かったのは、彼は写生するのではなく、記憶のイメージで描いたそうだ。そのものと一体になるくらいとことん観る。だからか、描かれる「対象物」でなく、「そのもの」が生命力をもって絵からとびだしてくるような感覚を何度も味わった。
文句なしに楽しい、この世界。